先日お客様からいいお話を教えていただきました。
「セミは自分の抜け殻までは処分して死ねない」
お客様が大学の先生から教えていただいた言葉のようです。
セミは死んだあと自分の体は鳥や他の虫や菌類が分解してくれます。
人間の場合は遺族親族がお葬式をしてくれます。
天涯孤独の方でも自治体が火葬をしてくれます。
しかし、セミの抜け殻はセミが死んだ後も木の幹に付いたまましばらく残っています。
自分の人生の最後にあらゆる物をきれいに処分して亡くなりたいとお考えの方もいますが、
100%すべてを処分することは不可能ということを教えてくれている言葉なのでしょうか。
人に迷惑はかけたくないと思いますが、最後の最後は必ず誰かのお世話にならなきゃいけない。
みんな誰かのお世話をしながら、誰かのお世話になって生きている。
持ちつ持たれつ
社会はそういうものなのかもしれませんね。